給与明細の謎~健康保険の内訳は必要!?

こんにちは!ワーママスタッフのあつトマトです。

平成31年度の協会けんぽの保険料率が、3月分(4月納付分)から改定されることが発表されました。

早速給与計算ソフトに新しい料率を登録しよう!と意気込んでいましたが、

まだ健康保険料の内訳(「基本保険料率」と「特定保険料率」)はまだ発表されていないようですね。※2019年2月17日現在

—2019.2.19追記 健康保険料の内訳が公開されました。———–

協会けんぽの特定保険料率及び基本保険料率(保険料率の内訳表示)について

健康保険料の内訳とは?

そもそも健康保険料の内訳とは、何のために存在しているのか・・・

気になったので、協会けんぽのHPで調べてみました。

平成20年4月より、被保険者の方の後期高齢者医療制度への支援等についての理解を深めていただくため、一般保険料率の内訳として特定保険料率及び基本保険料率を定めることとされました。

 

基本保険料・・・協会けんぽの加入者に対する医療給付、保健事業などに充てるための保険料
特定保険料・・・前期高齢者納付金、後期高齢者支援金、退職者給付拠出金及び 病床転換支援金等に充てるための保険料

 

-全国健康保険協会 協会けんぽの特定保険料率及び基本保険料率(保険料率の内訳表示)について  より

つまり、基本保険料は自分の医療制度に充てるための保険料となり、

特定保険料は医療費が高額になる高齢者のために、現役で働いている世代が高齢者を支援するための保険料、というところでしょうか。

 

健康保険料の内訳は、給与明細に載せる必要がある!?

平成20年に後期高齢者医療制度が創設された際に、事業主においては

「被保険者に対し、給与明細書に記載するなどして、一般保険料の内訳、基本保険料額・特定保険料額を示して徴収することが望ましい」

ということで、多くの給与計算ソフトでは給与明細書に内訳を表示できるようになったようです。

 

※ただしこの内訳表示については努力規定であり、法的に強制される義務規定ではありません

 

給与明細に健康保険料の内訳を表示させてみよう

 

従業員にとっても健康保険の内訳を知ることは、自分の給与から控除されている保険料の意味を知るいい機会ではないでしょうか。

今回健康保険料率の改定があるタイミングで、給与明細に健康保険料の内訳を表示されてみるのもいいですね。

 

OBC 給与奉行i10の設定方法

[給与賞与]-[給与処理]-[給与処理]メニュー 給与明細書-印刷条件設定

条件設定でチェックを付けるだけで、給与明細に内訳を表示することができます。

 

その他給与ソフトの設定はこちら

弥生給与_設定方法

ソリマチ 給与王18以降_設定方法